
【健瀧ゼミナール 043】茶はまさに生の術
実は茶を淹れることを一つ取っても、その中にも外にも、宇宙があります。
茶の種を植えて、それに水が養分として与えられ、地熱の働き、また土の中の成分も栄養となり、微生物も働いて、地中の種から芽が出て、茶は育ち、地上に芽が出していき、太陽の恵みを受け茶は成長していくのです。
その茶を製茶するのにも、芽や茶葉や茎を蒸したり、人が手で揉んだり、乾燥させたり、煎ったりして煎茶は出来ていくのです。
そして、その煎茶を淹れるのには、美味しく頂く方法が多様に工夫されてきたのです。
また、煎茶を美味しく頂くだけではなく、綺麗に頂く為の心や作法がつくられ、煎茶道としても崇められて来ました。 その為に必要な道具として、多様な茶器が創造されて来ました。
そのように発展して来た、煎茶にはそれだけの、森羅万象の世界観が伝統文化としてあるのです。
その全てを包含して、私は「茶は生の術」と言っているのです。
また、それを陰陽五行の気の法則で解き明かし、「茶は生の術」と言っているのです。

【健瀧ゼミナール 042】旧暦24節気「雨水」について
少しの間、執筆活動をしていませんでした。やっと落ち着きましたので、執筆活動をする気になってきました。気持ちや気分という気は不思議なものですね。
やっと西洋のカレンダー、西暦2017年の1月1日キリスト教の正月から脱し、東洋的な旧暦の日本の正月を迎え、過ぎて立春も迎えた中、寒気も盛んになり、陰気も極まり陽気に転じ、陽気が芽生え春の季節が段々と到来します。
この時節は気温の差が激しいので、風邪を引きやすくなります。皆さんも風邪を引かれないよう、呉々も気をつけられて下さい。
もうじき、旧暦の24節気の一つである「雨水」も近づいて来ました。
この雨水は太陽黄経133度で、立春から数えて15日目で、要するに2月18日の20:31から雨水に入ります。 雨水は雪から雨に変わり、雪山から雪が溶け出して、水に変わり流れ出し始めます。
そして草木も地中から地上に段々と芽を出し始めます。また冬眠している動物は、地中の洞穴から段々と顔を出し始めます。
皆さんも、今の時期はこのような性質の気を受けていかされているのです。 さあ、ここで久々のクイズに

【健瀧ゼミナール 041】節分(せつわかれ)の本当の意味
節分についても、相変わらず吉凶二元論にマインドコントロールされている、学習をしない日本の馬鹿たちが只、騒いでいる。
鬼という概念も、まともに懐疑や思索をしない、愚かなマスメディアから強欲な商人たちが経済効果という愚語を撒き散らし、日本の国民たちを愚弄しているのが、実態であります。
実はそれが鬼なのであります。
今日の節分(せつわかれ)や、豆まきの鬼の意味も、恵方巻きの意味も、先程書きましたように短絡的で、我欲の商業ペースの都合のいいように、すり替えられています。
そもそも何故、節分(せつわかれ)なのかといいますと、一年の約365日は二月四日から翌年の二月三日迄です。これが何故なのかが重要な事なのです。
専門学的に言えば、この思想は中国の清時代1644年の時憲暦であります。俗説や邪説は色々とありますが、原初的には「気」というものを「鬼」という解釈の同義語をつくりました。
そもそも鬼といのは、中国の道教の宗教的な解釈で、道教では、「神」としたり、「霊」という解釈もあります。
例えば1年12ヶ月とすれば、その12ヶ月に12支