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【健瀧ゼミナール 029】 生の術を説く茶道 その源泉には老荘と禅の思想がある


「美しくも愚かしいこと」に象徴されるように、天心は現世のもろもろの事柄は、つまるところ一抹の夢に過ぎない、むしろ茶のようなもっとも日常的なものの中に真理・悟りがあるのだと考えました。

茶の好みに現れる時代精神は茶の歴史を辿った時、その背景にある老荘思想や道教、禅などの思想も、すべて中国で生まれたものであるが、それらが統合され、茶道として完成されたのは日本である。

これは岡倉天心が茶の本の中で強調している主要な論点の一つである。

こうした茶の発展の歴史が語られるのが、茶の流派である。

古代中国において最初に薬と用いられてきたお茶がどのようにして、嗜好品となり、そして日本に伝わってきたか?

岡倉天心は、茶というものは、団茶、抹茶、煎茶と言う三つの段階をえて発展してきたと述べ 、その段階に、異なる思想や世界観があると説くのである。


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