【健瀧旅記】 Mr.曜変天目 長江惣吉さんとの出会い


親子二代で曜変天目茶碗の再現に取り組まれ、2016年6月11日にはNHKドキュメンタリーETVでも紹介された、長江惣吉・九代目にお会いしてきました。

最初は一時間ぐらいの予定だったのですが、長江惣吉さんの話しを、いろいろとお聞きしまして、私が陰陽五行や易、風水思想から、曜変天目茶碗を解き明かし、お互いが意気投合して盛り上がり、結局は五時間になりました。

長江惣吉九代目に曜変天目と器の原初的な象徴論を、陰陽五行と易の宇宙論の事象からそのコスモロジーをダイナミックに解き明かすと、それはそれは彼の目の色が変わり、彼の知的好奇心が漂ってきました。

彼が「曜変天目や器をそのような、論で聞くのは日本では初めてです。中国に行きました時に、それに似た話をされた方がおられました」と言われ、「これから器の世界の見方が変わりそうです」と、感心して頂きました。

そのようなことで予定は一時間ぐらいでしたが、いつもようにシンクロの連続と二人の話はつきることが無く、さすがに私も三時間経った頃には、おいとまをしようと思いましたが、彼が縄文や神道、仏教の話が大好きと言われ、聞かれて来られるので、ついでに私も風水思想をしながら、話は五時間ぐらい経った頃にお互いの目を見つめ、私は「実に器というか、焼き物の世界が深まりました」と言いましたら、彼が「いや、私こそ脳が刺激され、かなりの学習をさせて頂きました」と言われ、お互いに是非また、お会いしましょうと別れました。

私がタクシーに乗っても、頭を深く下げられ、いや~私は彼の人間性を感じました。頭の垂れる稲穂でしたね。


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